私の父が、趣味で始めた仏像彫刻ですが、めきめき腕を上げています。
父は、今年83歳になりましたが、近年、パソコンを始めるなどバリバリがんばっています。

父のコメント:
私は、京仏師高井j玄(たかいそうげん)先生の彫刻教室で学んで8年ほどになりますが、この間20体ほどの仏像を彫らして頂いています。
仏像彫刻は、「自己を仏に近づける道、自己と絶対を繋ぐ行」、と教えられました。
また「仏像は、彫るのでなく木の中に居られる仏様をお迎えするのだ」、とも教えられています。
顔、形は彫る人に、似ると言われています。
このことは、自分の心の内面を凝視しての結果ではないかとおもいます。
左が吽形の仁王で、右が阿形の仁王 阿吽(あうん)の呼吸の語源だそうです。
           七福神

昔から七福神は福(幸)を招いてくれる神として庶民の信仰を集めている。

後列左から 毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老人
前列 恵比寿天、大黒天、布袋

七福神−福を授ける神々の信仰より生まれた。

毘沙門天−財宝守護の福神。
弁才天−水・音楽の福神。
福禄寿−出世の福神。
寿老人−長寿の福神。
恵比寿−海の福神。
大黒天−蓄財の福神。
布袋−度量(心が広くよく人を受け入れる)の福神。
阿弥陀如来について

すべての人々を救い、極楽浄土へ導いて下さる仏さまです。
阿弥陀如来はインドの王族の子として誕生し、やがて出家して法蔵と称し、四十八の大願を立ててその願いが成就したのち如来となったといわれています。 西方極楽浄土に住し「南無阿弥陀仏」と唱える人々を迎えいれて下さる阿弥陀如来は、とくに末法の時代といわれた平安時代より信仰の対象としてあがめられ、救いを求める信者や佛徒に親しまれてきました。
左側 白衣観音
中央 達磨大師
右側 宝海大黒天

補足 大黒天には宝海大黒天、宝童大黒天、宝生大黒天があり一般には宝童大黒天が親しまれている。
弘法大師 平安初期の僧で真言宗の開祖、所謂空海である。
瑠璃観世音(持物は香炉)薬師如来と同様の信仰を集めている。
子ども達(作者の孫)が幼稚園に通っていたときバザーに出品するために作ってもらいました。(2体を頼み込んで!)
そのうち1体だけをバザーに出品し残りの1体は我が家(作者の息子宅)にあります。

出品した1体は神父様の祝福を受け購入いただいた信者さんのご自宅へ。。。
大黒様は私達に福を運んでくれる仏様として親しまれています。
なかでも、この大黒様のお姿は、ユーモラスで横へボリュームがあり全体が
肉厚で福を運んでくださる印象が強く、最も敬愛されているのがこの大黒様です。
 今年からパソコン教室を開くことになり、そのお祝いに大黒様を彫ってもらうことになりました。
 やさしいお顔の大黒様も良いと思ったのですが、宝海大黒天という厳ついお顔の大黒様を彫ってもらいたいと希望して我が家にやって来たのがこの大黒様です。